MayHalf

五月雨 せせらぐ 修羅の道を共に蹴る

四半の世紀を奏で

 

外は酷く荒れた朝、神は虚ろ

誰にも言えない理想を聞いた

水面に描く波紋は色付き華やぐ

 

通い慣れた家路も 今では通り過ぎる青春

唯一あるとすれば変わらぬ盟約

 

最果てに佇み、音に埋もれ

背徳と抱き合い、首輪を噛む

 

叶えられない夢などは無い

綺麗事だとしても

信じ続けて確信に成る

胸に咲くカルミア

 

他人に隠れる陽と作られた秘密の調べ

唯一あるとすれば変わらぬ憧憬

 

白と黒、黄昏、緑に染め

溢れ出す旋律、時を超えた

 

夏を待たずに終われない春

まだ蕾のままで

研ぎ澄まされた不老の絆

譲れないベロニカ

 

大切なモノはそれ故に脆く

失ったあとで躊躇わず嘆き、儚い幻想は爆ぜる

 

君が目指す場所で肩を並べよう

 

 

〜解〜

 

2014年5月作成

長年の付き合いである親友の誕生日曲として書き下ろした

 

5月に咲く花

カルミア

花言葉は野心

 

ベロニカ

花言葉は忠誠心

 

新たな比喩法を思い付いた詩

 

余談

他人に隠れる陽

とは本来のコロナ(太陽の環)と作者コロナを同時に例えている

 

人を想う作品を作れるようになったことを機に

この曲以降クレジットにInfluenced by GLAYを追加した

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