ユークリッド的X次元依存

凍て付いた空間の隅
淡く脆く儚い影
朝になり歪む迷路
入口の無い空と海
不明瞭なあの日の答え

愛を知らぬ夢幻の絵
此処にいる意味
触れられず交わす笑み
夜明け閉ざす

吸い込まれて増える斑模様
鍵を無くし覗き込んだ
棘を飲み干して迫る
壁の隙間から落ちた
鮮やかな輪
汚れた花

君の声が聞こえても君はいない
もう夢にまで出なくて良い
此処は暗い君の色が滲む箱
瞬きの数数えたら
もう少しで忘れられる

 

〜解〜

 

2015年4月作成

昔好きだった人が夢に出てくるという詩

鬱、現状維持

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