君と鬱

置き去りの春に別れも言えずに
君との出逢いをそっと破り棄てた
始めから知っていた 灯りの無い道
被害者面して這い蹲っていた

描いた夢を語り合って上の空
泣き顔に触れる指は冷たい
気持ちの悪い鏡

焼けた瞳には何も映せない
愛も知らぬ 虚舟の様
閉ざした心を抉り出されても
君に依存してる 今以上

いない、いらない
言葉も身体も汚い嫌い
キラキラ綺麗な笑顔にサヨナラ
貼り付けたエンヴィ 一途なの…

飽く亡き強欲

夏の浜辺にも見当たらない海
アナタの前では燥いで魅せた
断ち切る覚悟も忘れる勇気も
巡る季節のせいにして隠した

叶わない無意識は夢、冷えた夢
時が来れば幕は下りるだろう
凍る空の下で

褪せることのない醜き青春
哀と知りながら踏付けた
引き摺られ過ぎて跡形も無いさ
もう君(過去)に用はない

 

〜解〜

 

2015年12月作成

私感詩

今までは過去があってこそ

その過去を引きずりながら生きてきたが

もう過去に頼らなくても大丈夫だと思えた

今思えば凄く女々しい

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