憎しみと愛
優越とエゴ
哀れみと幸
苦しさと悦
死骸の海を泳ぐ、遠足気分で
仮初めの出逢いも沖へと浚われる
耕された生活、誰も咎めやしない
当たり前の事だから
ほら
怨みと嫉み
偽善と正義
孤独と自由
甘えと拒絶
死骸の海を歩く、纏わり付く視線
飼い殺しの檻に入れられて馳せる
この身が朽ち果てるその日までは
未来を探すのだろう?
不条理を搔きむしるだろう?
木漏れ日と共に舞う光を受け容れられたのなら
もう独りで鳴いたりしない?
朝日を待つ悪夢に招かれて竦む足を叩く
生き急ぐ抜け殻の様
歯痒くも勝ち誇る欺瞞に優しさを求めた
虚空に病むあなたも
未来を探すのだろう
不条理を搔きむしるだろう
木漏れ日と共に舞う光を受け容れられたのなら
もう独りで鳴いたりしない